2020-01-01から1年間の記事一覧

中野重治『わが国 わが国びと』(1975年)

第二刷、1976年。 再読。 ・尾崎士郎論が意外。戦時中の行動を責めて(焦点化して)いない。個人的な関わりだけ述べている。1967年11月下旬の朝日新聞への寄稿。まだ晩年の文章ではない。 ・堀辰雄論で彼は誇張をしない人間だったと。その堀が学生時代の小林…