2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

拉致した人間をヴィデオに、首をかっきるところまで写して公開している人たち。 私も猟奇心からか、ついつい見てしまって、おえっときた。 もともと敬虔なムスリムにとって、たとえば、羊を屠殺するときには、きちんと した手順がある。呪文ではないが、とな…

カラオケ

話はかはるが、 棺桶につきそひたるは觀畫談*1不思議なる人靜かに去りぬ と不図詠んだ。フィクションであるが。しかしこれはいかんな。さんざ騒がして 死なにゃあならぬ。 *1:露伴。岩波文庫。

瀧うた

大岡信「折々のうた」(朝日新聞)をもっと真面目に読まにゃあいかん。 反省する。これから読む。何冊出てるんだろう。 最近のそれから。瀧関係。中上=金原「落ち水やそのたびごとの新しさ」と 関連して。 後(うしろ)より押され落ちつぐ滝の水 檜 紀代 総…

一回に、せめて二つのネタを作らんといかん。 ええと、なにかないか。 花田清輝の先祖は黒田福岡藩の右筆で中野正剛の家は足軽だったそうだが (『箱の話』所収)、いづれにせよ、花田と中野家との交友は世代にまたがる ものだった。黒田福岡藩といえば、玄…

吉本千年、埴谷万年*1

ここらへんがまるで分からんわけだ。私が本を読み出したころはすでにかれらは 悪役を振り分けられていた。公正にどう読むのか。読み方が分からんという。 吉本に再度興味を持ったのは、村上一郎だとか内村剛介だとか、私も好きな人 が、しかし吉本についてほ…

三島と保田

三島由紀夫の対談集『尚武のこころ』(日本教文社・1970年)に次のように あった。村上一郎との対談である。 村上 そうすると「万葉」の家持に最高の点を見出す保田さんの『万葉集の精神』 に対してはどうお考えですか。 三島 ぼくは間違っていると思うな。…

統制経済批判

http://www.makuhari.or.jp/urbanist/1994/94_081.html http://www.makuhari.or.jp/urbanist/1994/94_082.html http://www.makuhari.or.jp/urbanist/1994/94_083.html http://www.makuhari.or.jp/urbanist/1994/94_084.html 牧原出『内閣政治と「大蔵省支配…

野原燐さんのところのbbsで知った。 桂島宣弘さんのhp 。博覧強記のうえの鋭利な分析。 http://www.ritsumei.ac.jp/kic/~katsura/kairon.htm ちなみに、前節で述べたように、自己充足的性格の強い「日本」論を述べていた 猷栄ですら、「漢夷等を見れば、禽獣…

阪神備忘録

前半の正念場のひとつといわれた今週だが、大きくこけてしまった。 これでずるずるとトップと(翌日訂正。「トップから」)引き離されることに なりつつある。 岡田さんの采配に大きな問題があるとは思わない。 怪我の功名というやつで、投手・野手ともに、…

中上健次についての私的覚書3

○牽強付会と書いたけど、ちょっと再考。中上の物語というときにもっと具象 としては、やはり親族構造の問題がある。「路地」の社会関係においては、 父母がないということなのか?。それは儒教の産物なのか。あるのは、アニ(兄) ・アイヤ(兄者)やイネ(…

補足

○中上さんのいう「物語」ね。多重の意味があって分かりにくいんだが、仏教の 縁起ということと関係するのかな?。因縁とか。それがなぜ輪廻とリンクしちゃう のかというところが、松本史朗さんの、言っては悪いが、生硬な批判と関係して んのか?。武田泰淳…

中上健次についての私的覚書2

○オリエンタリズムっていうのは無理解だったと思う。保田與重郎なんかも ショービニズムだといわれていたらしい。かれらが自己に率直に、生得的なもの、 素地を明らかにすると、そこに他所の人間からすれば無理解が起こるということ なんだろうと思う。 (6/…

平岡正明についての私的覚書

○平岡への谷川雁による影響と刻印の問題。実際はテック闘争から悪口ばかりを 述べているが、実際はそうでもあるまい。 ○平岡とたとえば津村喬とは類似した問題意識を抱いているのだが、傾向としては、 後者が内観に傾いて、若干、自己閉塞的にかたまってしま…

中上健次についての私的覚書(1)

○小説家としては、「十九世紀型小説」(高源)を真面目に取り組むという、 文学青年らしさがあるんじゃないか。非常に生真面目で、ある意味、古いところ がある。 ○私小説を追究するにあたって、若干、自己・熊野の神話化が見られないことは ない。自己オリ…

アジア主義者の私的系譜

一次的啓蒙[笑芸]

ある一定の歴史的状況に対応する性格構造は、幼少期に形成され工業生産力よりも はるかに保守的である。時間の移行につれて、心理構造はそれをよりどころとして 急激に発展する社会的条件の発展に追い越される。それゆえ心理構造は、後者に よる生活形式との…

七年一変説

を真に受けるならば、今年の二〇〇四年か来年の二〇〇五年あたりが七年目に なるんですわね。そういう兆候、風潮は、日銀の政策変化による「景気上昇」 などに現れているんでしょうか。 人から教えて貰って、宇野派の代表的論客の鼎談 (これは2001年秋のも…

アメリカからの独立を謳うことは、幕末の尊皇攘夷ほどの非現実的な議論 だそうです。誰かが言っていました。たしかに当局者を単に困らすだけの 運動、たとえそれが有効的であっても、は、嫌らしいものですわね。 心情的に大衆受けはするかもしれないけど。

pieces of peace

vib

窪塚君のいう、peace思想。サラーム(シャローム)、安寧(あんにょん)、他。 http://yosuke.exblog.jp/ 本のほうを読んでいるわけではない。 中野さんの映画は知らないが、「どんぶり5656」(読売TV)のディレクター として有名だった。 http://www.peaced…

大麻

http://www.sanspo.com/sokuho/0610sokuho099.html テレヴィのニュースで知っていた。近くやがな。しかし聞くところによると 大麻の匂い(火をつけて)は大変に甘ったるい特徴的な匂いであって、 こういうものを吸うにしても、人気(ひとけ)のあるところで…

なーんも思いつくことなし。備忘録的にやっていく。

「一、人格の崩壊と増しゆく弱さとに抗しての私の努力。私は新しい中心を 求めた。二、この努力の不可能が認識された。三、そこで私は進んで解体の道を 歩んだ、このことのうちに私は個人にとつての新しい力の源泉を見出した。 我々は破壊者でなければならな…

http://www.miyadai.com/index.php?itemid=105 おもしろかつた。宮台先生発言。 レジスタンスというと左のイメージかもしれませんが、アメリカの極右、たとえば ミリシアも同じです。伝統的な共同体を屠るデタラメな中央政府があれば、銃を 手にとって立ち上…

稲本、左足の腓骨骨折。三ヶ月かかるという。なんというこっちゃ。ちょっと 無茶な足のあげかただったね(だから無茶なこけ方になる)。稲本とか三都主 だとか、日本代表チームの柱になる人だから、そこが欠けると、痛いね、 サポーターにとっては。勿論、サ…