2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

○結局、「政治と文学」のパラダイムなんだけどね。その政治の項に、経済が入ったり、 技術工学が入ったり、実行が入ったりするわけだが。前者が強くなりすぎると、この両者は 相補的だと解されるのだから、後者を擁護したくなるというだけかもしれないが。し…

○柄谷早う死んでくれないかなと思うことがある。二年前の熊野大学で事務局は山本ひろ子さんを 呼んだ。この選択はなかなかグッド。私は『中世神話』(岩波新書)しか読んでないけど。 ところがその席で柄谷は山本ひろ子の中上論(これ、どういうものだったの…

○日本語訳刊行から四年遅れだが、ようやく、B.グロイス『全体芸術様式スターリン』 (亀山郁夫他訳・現代思潮新社)をゲット*1。アクチュアルな書物で、これは時間をかけて 著者の思惑を超えて、自分のなかで読み続けたい書物。内容は、要するに、ロシアン・…

○クーラーの思想性つうか、倒錯性。甘い毒。寒気のなかそれを暖をとることで中和する ことは古来から行われてきたが、暑気のなか人工的に冷気をつくり中和するという思想、 そこからおこる現象には、なにか、倒錯的な、異様な贅沢というのか、変なものがある…

○上演行為への同意と参加。映像などが文字化する、つまり複製可能の対象になりデヂタルで 保存可能になってくると、巨泉さんのいうような「TVは畢竟生(なま)だ」というライヴ感が なくなり?、不均衡過程が出てくる。同時性がなくなる。すると上演行為への…

今週の名言2:喜味こいし先生「漫才コンビは友達であってもいいが親友であってはならない」 (「痛快エブリデイ」関西TV)。すると「二個一」とは、心身一体というわけではないのか。

○将棋の羽生さんが最近現代風の眼鏡にしたのでお節介ながら、ほっとしたという ことを書こうか書くまいかとしていたらば、中島らも死去の報道をうける。 やはり絶句する。勿論、前史はあるだろうが、前々からいつ死んでもおかしくない ような生活はしている…

○今週の名言:http://d.hatena.ne.jp/kaneminobu/20040725 「お笑いっていうのは潰しがきかんから大変なんや。舞台でどんなに客の心をつかめる人間でも、 それを営業の仕事に活かせるわけでもない。お笑いに必要とされる能力というのは、一般社会では 必要と…

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○頭ん中に鳴ってたのは、最後の別れのシーンのそれだった。惑星メーテルでの それはスクリャービン、別れのそれは、パーシー・フェイスか?。その後者の方、 終わりは、E・モリコーネ「ニューシネパラ」サントラのあれに似ているな。 モリコーネがぱくったわ…

vib

○LOOKチョコレート(不二家)のCF好きだった。あの音楽。ルックチョッコレート、ルック チョッコレート、と頭につくこともあった*1。 ○純名りさ「純な瞳に」最終回(関西ローカル)で、dancing queenともうひとつなにか、 生ライヴで歌っていたけど、さすが…

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○冷房が効かない(この二三日効かなくなった)熱気もうもうの部屋で汗だらだらの昼寝を して目覚めると、頭のなかで、劇場版銀河鉄道999(1st)の音楽の青木望さん?のオーケストレー ションが延々とリフレイン。とくに惑星メーテルに着いたときの音楽。あの映…

○しりあがり寿*1の『地球防衛家のヒトビト』(朝日新聞夕刊)のあの御亭主はなぜ あの変なコスチュームを御夫人と御子息に「強制」なさっているのか?。家業なのか。 あの奥さん、あんな格好では、お茶友達、習い事友達も作りにくくないか。周囲も納得 して…

○懺悔としての平和主義。それを宗教的回心だと自覚するかぎりでは私は容認する。 しかし回心というからには、それは他者(現実)の喪失を意味する。それも容認 せねばならない。 またそんなものを布教できんのか。回心はまた他者の回心を待つものであって。 …

・保田與重郎、1930年代で最高のモダニストの一人だったのか。かれのあの、ある意味、 独善的つうか、読者を切り捨てたような、悪文。そういうものでしか表現できない、と。 惹きこまれる。しかし新学社全集での『ヱルテルは何故』解説(山城むつみ)ひどか…

駄言: ・大久保はMFタイプじゃない?。アシスト巧い。キープ力あるし。 ・今日の試合(読売系TV)、前半、3トップで、中盤が四人だけど、しかし中心ないし。 最初からカウンター狙いだったのか?。中盤はほとんど相手(韓国)がボール支配。 後半は松井が入…

自分の問題意識にひきつけて対象を述べるということはありえる。なんで俺はこうも カッカしとるんだ。情緒不安定か?。いかん、実にいかん。

これは書きすぎやな。ま、あんまり興味ないんだけど。 保田にしても、ドイツ・ロマンティークのアジア私淑を信用しすぎとちゃうかと、 そんなものを世界史の架橋などと把握できんのかいなと私は危惧もする。 かれの近代の拒絶というのがなあ。 翌日の

追加:先の引用の「法則性」云々のところは、当時はまだマルキシズム史学を所与のもの として論じねばならぬ状況を意識せねば、理解しにくいところではある。 11/30に追記。 ただあの「新撰組!」自体はちょっとひどいドラマだとは思う。イトイさんの解釈は…

村上一郎「明治維新の精神過程」より。『明治維新の精神過程(増補版)』・春秋社。 p.39-41。 明治維新は革命であると同時に反革命でもあったのだという竹内好の巨視的な把握は、納得 できる。むつかしいのは、維新過程のどこかに一線を引いて、ここまでは…

web

○写真は、商品価格が不当なまでに下がっていたころの、大場久美子さんのエロ系Vシネ出演作。 1993年ですか。大場さんがまた人気回復されたのは、インターネットでのボトムアップが大きかった ように推測する(同好士が存外に多いことを相互発見していった)…

○明日、関西在住のかたにかぎられますが、朝の五時からですが、AMラヂオの1008メガヘルツの ABCラヂオの「おはよう浪曲」は、七色の声をもつ、伊丹秀子大先生の口演でございます。これは まじで驚きます。タイマー録音などをして、是非とも聴いてください。

○なにを言いたいのか、わからんな。しばらく自粛したほうがいいかもしれん。ちょっと不安定 なんちゃうか、われ(自分のこと)。 ○とくに、反共主義者だ、こいつ、という言質をいろんな人に与えうるな。うーん。共産党に ついて述べたところはちょっと弱いな…

○身の程知らずに社会を俯瞰的に語って、とか。御尤も。ただし、あえて語らんというのは 偉いとは思うが、全く語る用意すらないというのでは、子供にもしなにか尋ねられて全く 答えられんということになり、私自身は嫌だ。(一見気の利いた言い回しを、さらに…

金曜日

○最近、これは切り抜き逃したが、朝日新聞だったかに、「帰化」という言葉を問題にしていた 文章があった。たしかにそうなのだ。ある国籍をとるときに、昔の、そういう、野蛮人が文明の浴を いただくという、ふるい言葉をそのまま使っているのは問題があるん…

○女性を主人公に男性作家が小説を書くというとき、よく知らんが、フランス自然主義(ゾラだとか モーパッサンだとか)が原型としてあるわけか。それ自体、暴力だという意見もあるけど。 それが日本に輸入され、日本の自然主義がある。よく知らんが、徳田秋声…

http://www.ii.ist.i.kyoto-u.ac.jp/~koseki/hatenamap/hatenamap.cgi?target=mkimbara これでみると6人ほどのかたがはてなユーザーではアンテナをつけてくださっている。たった6人 というなかれ。6人もいることに驚くべきではないか。これからどんどんと減…

○イトイさんのダーリン(ドラゴン)・コラムを愛読しているものの、今回の「政治は エライわけじゃない」はイトイさんらしくねえなあと思ったこと。相変わらず私の 思考は「風吹けば桶屋が儲かる」的なものだから、とりとめがないんだが、たとえば、 『イン…

○内田樹さんが7/13(2004)づけの文章で日本社会の擬似家族性について指摘している 文章。むかし場末の古本屋で(失礼)、イーデス・ハンソンさんのエッセイ集にそういう 主題の書物を立ち読みしたことがあった。会員制ではない、親戚社会の国家というような …

http://www.freeml.com/message/qualia@freeml.com/0004523 「動物ばんばんざい」のページを思い出し、アンテナにくわえる。