中野重治『わが国 わが国びと』(1975年)

第二刷、1976年。

再読。

尾崎士郎論が意外。戦時中の行動を責めて(焦点化して)いない。個人的な関わりだけ述べている。1967年11月下旬の朝日新聞への寄稿。まだ晩年の文章ではない。

堀辰雄論で彼は誇張をしない人間だったと。その堀が学生時代の小林秀雄について「ちょっと偉い」と評していたと。1961年7月の講談社の文学全集への月報の文章。

 

追記

・リンク。https://blog.goo.ne.jp/takiji_2008/e/e6db4c2fa0b87ad2f015bf934a55847a