○色川姓って、南朝方の有名なものだけれども、色川大吉色川武大阿佐田哲也)などが
思い浮かぶ。両者はその色川(色河)郷の人なんだろうか*1。後者、そうじゃなかったっけ。
明治維新以降に東京に移住したのだろうか。父上は海軍の人で、江田島海軍兵学校の卒業者
名簿に、たしかに父君の名前が掲載されていた(この名簿、ある古本屋で見かけたのだが、
私が買うのも悪いのでスルーしたんだけど、買えば良かったか)。武大(阿佐田哲也)さんが、
「血」のこと(生家ではなく)を述べた箇所が何処かにあったんだけど、何処だったっけ。


○最近の別宮語録のなかから(http://www3.kiwi-us.com/~ingle/trees/trees.cgi?log=)。
賛成だとか反対などと関係なく備忘的に引用する。

外国人と話していて気づくのですが、日・英・独・仏の姓というのはだいたい地名です。ところが、
中韓というのは部族名であり、アラブ人なども部族名をもっていて、それを姓としませんが共通です。
そしてタイなどの熱帯は動物などのあだ名から来ています。姓が地名からという国は、やはり
ジェントリーの国だなという気がします。

また、いわゆるA級戦犯について「国士」だと思っています。同様に摂政宮暗殺未遂事件を起こした
難波大介、浅間山荘事件を起こした赤軍派の面々も国士だと思っています。つまり「政治(犯)活動家」
であり、死刑に処するべきではないと思うからです。もちろん赤軍派を釈放してはならず、監獄に一生
収監していればよいわけです。現在わが国司法はそのようにしていると思います。法律に違反しても、
大きな未来に彼らが誤っていると言い切る自信はありません。

そして南京事件ですが、日本軍が国府軍投降捕虜を大量に殺害したと言いたいのです。これを南京
事件と呼ぶべきだと言いたいのです。「ない。なぜならば、あなたのいう事件は私もしくは検事に
よって定義された事件ではない」というのは法廷戦術ではないのですから、歴史談義としては無効
です。

この当時、通産省を握っていたのは、キャリア官僚にして革新官僚・初代通産省労働組合委員長
佐橋滋です。経歴でもわかるように「通産省命」の佐橋は非関税障壁をつくり、資本自由化に反対し、
同業組合による官制カルテルをやったんです。それに大蔵省の山一救済・為替自由化反対が加わって、
高度経済成長が頓挫したわけです。田中角栄が登場したときで、戦前の自由主義官僚が何か時代遅れの
ようにみえ、また田中のような財政バラマキ私腹コヤシに正義感をもって反対することができない
時代でした。

アメリカ人は自由のために戦ったことがありません。

*1:もともとは、という意味。