one brian keeps on living, the another was dead.

私は事後的なメランコリー(悔恨など。あるいは、ああありえた、
こうありえた)をあまり信用していないから、ブライアン・ジョーンズの死にも
殆ど興味を持っていなかったのだが、しかし、私も敬愛するGenesis.P-Orridge
(Throbbing Gristle,Psychic TV)がBrian Jonesに対する熱烈ともいえる
讃美を続けていることに対して、動かさざるをえない。この人*1がこれほどまでに
言っているのならば、そこになにがしかの真実性があるのだろう。
Orridgeにしては、かなりポップなチューンである*2、「Godstar」*3はBrian Jonesを
讃美した曲であり、つまりはBrian脱退後のストーンズをくさした曲である。
http://home.earthlink.net/~hobhead/godstarphotoandlyrics.htm
Brian Jonesが「very special」であり、韻を踏んでいるのだが、
「They started to steal your glory」とまで言っている。
「Godstar」は「Allegory & Self」に所収されており、最近の「Godstar:
Director's Cut」でデヂタル・リマスタリング(って、具体的にどういう
ことは本当は私はよく分かっていないのだが)されている。
その後者のジャケットにOrridgeが長い文章を、自叙的なそれを寄せている。
独特のOrridige語で。その解説は下。
http://www.asahi-net.or.jp/~YT6K-STU/psychic-tv/topic/01.html
まだきちんと読めていないんだが、面白い。

私はストーンズにあまり詳しくなく(他もそうだが)、しかし一枚大好きな
アルバムとトラックがあるのだが、他人から昔に借りたそれでカセットに録音
したのだが、名前を記しておらず、どのアルバムなのか分からず。そのうちにその
カセットテープもどこかに行ってしまった。レコード屋でいろいろ尋ねたのだが、
肝腎なそのテープをもっておらず、さびの部分を歌って店員に指示し尋ねるという
奇矯さと頓馬だった。U.K.版なのかU.S.版なのかも分からず。インストが入って
いたような、ジャムセッションぽかったような、その好きな曲の歌詞に「I love you,
I need you, sunshine」というようなリフレインがあったような、まことに模糊模糊。
http://www.hotlyrics.net/lyrics/T/The_Rolling_Stones/
これを全部調べたら分かるのかもしれないが、気力わかんなあ。
インストならば「2120 South Michigan Avenue」か、それが入っているのを探せば
いいじゃんかと思って調べてみたが*4、わからない。そのテープを見つけ出さねば
ならない。「Between the Buttuns」と「Goat's Head Soup」のほうはちゃんと
録音テープに名前を記していたんだが・・・。
それはともかく、

を入手したんだが、しかしこれはproduceであり、本格的なJajouka村の民俗音楽
なんですな。ブライアンがなにに憑かれてそこまでそれを惚れ込んだのかを探るには
いいのかもしれない。
(7/28に脚注を加え、語句を訂正)

*1:性転換手術を受けた?らしい。

*2:具体的には"Brown Suger"のremixというところがある。「Allegory & Self」全体がポップの傾向が強い。しかしだからといって、勿論、それがゆえに否定的な評価を与えるのはおかしい。

*3:私はずっと歌詞を聴き取ることができず、この曲を基督教を風刺した曲だと勘違いしていたが、まったく逆であり、Brian Jonesが1960年代の基督だとする曲だったのだ。この反復する産出構造への批評はどうなっているのだろう?

*4:これじゃなかった。