■ちょっとまえにNHKのTVで夏川りみが誰だっけ、男の人と
イタリア現代歌謡をイタリア語で歌っていたのだが、まるで
イタリア歌謡だった。あの人の「濃さ」がイタリア歌謡では
全然普通だった。自然だった。
(8/24に訂正。イタリアではなくスペイン。そうだった。
舞台がそもそもスペインだった)


■ブライアンばっか聴いている。ソロのそれ。
歌声はもうひとつ。bad vibすらある。
ソロになってから、わたし、臆見(ドクサ)があったわけ。
ブライアンさん、ちょっと、過剰に「現代」に適応しようとし過ぎて
いるんじゃないの? もうちょっと肩の力を抜けばいいのにって。
実際それだけの功と名を遂げた人なんだから。
いままで、1stと、お蔵入りの2nd、3rdの「Imagination」、
4thの昨作、で今回の5作目などが出ている。
でもやっぱ、客観的に聴けば、「いい」んだわ。これがBB6(そのうちの
二人はすでに物故しているが)で再現していたらとかベタなことを
やはりおもう。
とくにソロの処女作は、名曲ぞろいで、コーラスもすごい。
ようやく、最近、客観的に聴けて、以前に感じた「痛々しさ」
(言葉は悪いが)が、感じられなくなってきた。
4thの日本版に細野先生がコメントを入れている。ブライアンの全曲を
心して聴くべし、と。その訓えに遵いたい。


■最近、NHKでブロードウェイのアルケオロジー(どこの製作だったか)が
放映されていて(3日で全6回だったか)、おおいに勉強になった。
やっぱ、「名前」(蓮實先生)の重要性なるかな。知っておく必要あり。

The Piano Rolls

The Piano Rolls


Piano Rolls 2

Piano Rolls 2

  • アーティスト: Artie Matthews,Bert Grant,Chris Schonberg,Con Conrad,George Gershwin,Harry Akst,Hugo Frey,Irving Berlin,Jerome Kern,John Schonberger,Maceo Pinkard,Melville Morris,Oscar Gardner,Pete Wendling,Various,Cliff Hess,Rudy Erlebach
  • 出版社/メーカー: Nonesuch
  • 発売日: 1995/10/26
  • メディア: CD
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ガーシュインは、兄貴と協同でブロードウェイの人材だったんだね。
そんなことすら知らず。
ハリウッドの映画音楽史とともに、むしろそれに先行するもの
として、ニューヨークのブロードウェイ音楽史は、なんだか、
我々をドキドキさせる刺激に満ちている。
アメリカ・スラング辞典も読み返したくなった。
ちょっと前に、Damon Runyonを原文でそれなりに満足感あるまで
読んでみる計画を建てていたのに(ある大学から紀要小論文まで
取り寄せた)、全然、頓挫している。