以前、『ブラタモリ』を見ていたら、「ラプソディ・イン・ブルー」の
お囃子ヴァージョンがB.G.M.に流されていて、良かった。(岡田さんは
『ブラタモリ』を『タモリ倶楽部』を水で薄めたものというようなことを
書かれていたが、私は『ブラタモリ』のほうが好きだな。久保田アナ含めて)。


Magical Mystery Tour (Dig)

Magical Mystery Tour (Dig)


ツタヤでいくつか借りている。これがまだ一番好きかも。
ビートルズはとにかく不愉快なのだが、しかし構成力が卓抜であることは
認めざるをえない。大瀧さん(前衛嫌い)がなぜかビートルズについては
評価を与えているのは、おそらくだが、ビートルズ初期のアメリカンポップスの
カヴァーなどにヒントがあって、ゴフィン=キングなどのカヴァーを通した
アメリカンポップスの構成力の吸収にあるのではないか、と。
A→B→A→Bのあとの、Cの展開力がきっちりある。
あと、"Getting Better"、"Martha My Dear"になると、より複雑になってくる
ところがある。あと、これに加えて、ブリティッシュ的なメロディの
"Penny Lane"がいまんところはとくにひっかかる。
ビートルズはイメージは豊富だけど、演奏・表現がついていなくて
音はしょぼい。貧困。また、基本的にロックではない。
ただ、ホワイトアルバム2ndの、ええと、あとで調べるが、ある曲は
ツェッペリンっぽいものがあり、ツェッペリンを先取りしているんだろうか
とも思った。