ツタヤは落語天国。(NHK朝の連ドラの「ちりとてちん」はなかなか
まだ楽しめる*1)。
米朝全集、文枝集、談志集などを借りてゐる。
それに気づく前に、春団治(三代目)、文枝、志ん朝などを
購入してしまふ。
志ん朝、端正な語り口で癖になるのだが(しかしあの強調する声色、
江戸特有のものだが、あれはなになんだ?)、しかし一方、聴後、
なにも残らねえってな、ところもある。
浅くて薄いものを江戸人は好むからなあ。しかし好み以前の問題か?


桂春団治(3代目)(3)

桂春団治(3代目)(3)


桂春団治(3代目)(5)

桂春団治(3代目)(5)


ビクター落語 上方篇 桂文枝(7)

ビクター落語 上方篇 桂文枝(7)



文枝師の「立ち切れ線香」に参った。泣いた。(「辻占茶屋」のやうな
話もあるが)。
あとツタヤで借りた、文枝師の「鍬潟」を聴けて満足。甚句
のところが泣ける。


米朝さんの全集(CD集)だが、本当のところ、あの全集は1989年頃から
出されてゐるのだが、もうちょっと前が、米朝師の脂の乗り切った語りでは
ないか。
TVで1980年代初頭の「百年目」を見たことがあるのだが(聴いたことが
あるのだが)、全集のそれとを比較してみるならば、全然ちがふ。
近頃、その待望の、レコードでしか出されてゐなかった1970年代頃の?
米朝師の語りがCD化されたが、良い売れ行きだったらしいが、高くて
まだ聴けてをらず、残念。
(しかしあの全集はなんといっても、後半だが、珍品・稀品をどんどんと収録
してゐるところが凄いのだろう。昔にBook Offのやうなところで、全集の30-40を
廉価で入手できて、こんな話があるのかと驚いた)。

*1:12/1:まあ、馬鹿っぽい少女漫画的なところはあるのだが。