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大雨で土石流がおこり、家が流されたりする人を報道で
見て、へこむ日々。

サロン・ミュージック集

東京帝大の法科を出た学士による、「戦前」のスウィングで
和音階との融合を企図した先駆。服部良一だとかと比較できる。
神戸「南京町」RKにいくと、店主さんは客の雰囲気から好みそうな
音楽を類推して、入店するとすぐなにか別なものをかけるのだが、
その誘惑にさっそく乗ってしまった。どうかなー、本当に欲しいの
かなと自省したが我慢できなかった。

■『家門の栄光』という韓国TVドラマを見ている人が
いたから傍から見ていると、ユン・ヂョンヒが音痴の役で
音痴を研究して音痴を演じていると思われるのだが、なかなか
達者。いくつかコツがあるらしい。聴きなおしたら分かる
のだが（音程が外れているとかよりも他）、あまりに音痴だから
聴きなおしたくなく、そのコツをつかみきれないでいる。
しかし、いうまでもなく、私は美声の持ち主というわけでは
ないので。

■黒沢清の『トウキョウソナタ』から、最後にドビュッシー『月の
光』の演奏をする、「天才」？少年、高尾奏之介君を知る。
ひとつの音楽をそのままフルで”ベタ”に流すというのは
珍しくない？　逆説的な実験なのだろうか。ヒッチコックの
『知りすぎた男』はサスペンスと混ぜていたし。