忘れんうちに書いておきますか。どうせどなたかお書きになっているでしょうが。
チョップリン『凸劇場』ヴィデオ(未放映像なんかじゃなかったぞ)を購入した
ことの特典として新春ライヴへの無料招待券が届いていたので、環状線福島駅北の
ABCホールにまで、病躯を押して(ってほどではない)出かけてきました。私の
観覧できたのは第一部。本日に三部公演するっていうんだから、演者さんにとっては
強行軍ですね。第二部も見ることができたらしい(?)んだけど、朝飯も食って
いなかったから帰ることにしました。この日の公演は編集されて2月13日深夜に
ABC-TVで放映されるそうです。以下、第一部の概要。放映されるので、ネタの
内容については一切、言及はしません。
前説は、なすなかにし。生のなすなかにしを見れたことにちょっと感慨。この那須の
ツッコミの巧さは関西若手芸人のうちでも五本のなかの一本に入ると私は思う。
ホストのチョップリンは3本のネタ。うち二本は私の見た限りでは新ネタだけど、
ライヴ通い詰めの人からすればそうではないかもしれません。とにかくチョップリン
のこのネタ生産力には瞠目させられます。
松竹からはあと、安田大サーカス、せんたくばさみが二本ネタ(もひとつだったか
なあ)、フロントページの漫才(ツッコミをもっと活かさないといけない)、あと、
タケウチパンダ(安田の元相方)というのが、出てきただけで一部でひどく受けて
いた。あたかもオールザッツのときのネゴシックスのように。私はこの一本の
ネタだけでは判断できない。
あとイーリャン、彼女らはケーエー・プロダクションだったのか、知らなかった。
松竹とばかり思っていた。
これらの関西組でユニットコント二本。
あと東京からのゲスト組が、エレキコミック、ホームチーム、カンニング(ここが
二本のネタ)。エレキコミックは最後の方の出番で客が疲れてだれてきたとき
だったので、ちょっと可哀想でした。ホームチームは私は正直、嫌いなのです。
評価できないんですが、客にはそれなりに受けていました。意外でした。
あとカンニング。これ、好きなんすよ。竹山がボケで中島がツッコミだと思うん
だけど。両方ともに福岡出身なのかな?。福岡にもいろいろあることはイトイ新聞
でのタモさんの発言にもあるらしいんだけど。
http://www.1101.com/2004_tamori/2004-01-12.html(許可なくリンクした)
ただこのカンニングで褒貶の分かれるところは、つまり、やりすぎるんだ。押し
過ぎるんだ。このカンニングの二本目のネタは少なくとも観客の記憶に残るもの
である。本日のハイライトだったかもしれない。しかしある程度で抑制しておけば
いいものをと思わせる。そうすりゃ、劇団ひとりのように、その演技力を評価され
るのにさ。惜しいよ。ネタなのか本当なのか分からないけど、カンニングによれば
NHKのオンエアバトルには出入り禁止だって。本当かしら。ああいう灰汁の強い
ところは客が引いたりひどく嫌ったりするところでもある。私は好きだけどね。
全部で15本のネタでした。以上です。撮影厳禁だったので、なにも持っていかず。
ゆえに画像もなし。
ちなみにチョップリンは、これは大抜擢でしょう、この春から、シティボーイズ
舞台を共演するそうです。『凸劇場』に『どんぶり5656』の匂いも、ちょっと
だけ、したんだけど、なにか共通するところがあるのかな、チョップリンもこれが
正念場だね。本当に乗るか反るかの。