昨夜、昨期の竜王戦、森内さんが羽生さんを4タテしたものを並べていたが、
鬼神の如く強かったことを確認した。特に大局観が素晴らしいことが私にも
理解できた*1。そして引き付けてから踏み込むときは一気に踏み込み、そのまま寄り切る。
今、竜王戦第三局、100手を終わって渡辺さんの投了寸前。何処が拙かったのか。駒組の
問題なのか。そのあと桂交換がいけなかったのか?。持久戦の矢倉という戦術選択は
はたしてどうだったのか。
第二局、真偽のほどはわからぬが、web日記の「(△5四歩を)やるんだったらある程度
研究してやるべきでした」にはびっくりさせられたが。
実力、若さと時勢で以てしても、なかなか、森内さんの壁は厚そうだ。まだ三局目だけれど。

*1:追記。森内さんの場合、大局観と「機」の把握とが他人に比して結合していることを感じる。大局観は「形」と親縁的であるが、「形」と同時にそれにも増して「機会」という要因が大きいらしい。勉強になる。