M-1の日。とりとめもなく箇条書きに。
・今年はあまり寄席に出かけなかった。tv視聴が主だったのだが、そのなかで面白い
と思った連中が八組のなかに結構選ばれているということは、土壌が薄くなってきて
いるんじゃないかとも憂慮する。
・漫才にランクをあてはめんのはどうかという意見もあるだろうが、島田紳介さん
(謹慎中)の漫才愛と政治力なくしては立ち上がらないイヴェントであることは
確かで、まあお祭りだと思えばよろしいんじゃないかと。
・しかしこのイヴェントは出来レースだという指摘もあって、でもそれでも
いいじゃんか。
・このイヴェントのデメリットの一つは、決勝進出した実力者が、翌々年あたりで
「(社会に)飽きられてポイ捨てされた」という認知を与えられかねないところが
あって。それなりに地位と認知を獲得するんだけど、それによって「もう古い」とも
言われかねない(別の認知を与えられる)ところもある。ここが辛いところでは
あるわな。避けられないか?。
・だからこういうイヴェントなどに消費なんぞされてたまるかというスタンスも
必要ではある。息の長い漫才師になって欲しいけれども、そのためには売れなければ
ならず、しかし売れると消費される(飽きられる)。ブームになるなという格言も
あるんだけれど。
(参考文献)
http://www.1101.com/itoi/1998-09-04.html
http://www.1101.com/darling_column/archive/1_0710.html