出来レースと書いた途端に笑い飯が落ちちゃった。反省します。謝罪します。


ただもひとつ客席の反応に違和感はあったし、審査員の判断にも大いに違和感が
あった。客席が暖まってから得点が上がるというのは、プロとしての視点が
はたしてどうだったのか。


東京ダイナマイトに一番期待を寄せていたのだが、ネタの選別がはたして
どうだったのか。
一番、印象に残ったのは、Poison Girl Band。正統的な東京漫才だという気が
した。
正統ではない、最近の東京漫才は、ボケが弱い(ボケをそもそも嫌う)ところを
カヴァーするために、ツッコミに非常にひねりがある。ツッコミがボケになって
いる。でもそこに理とか智が勝ちすぎていて、漫才本来の馬鹿馬鹿しいところが
消されているきらいもある。実際、あのツッコミはアドリブと程遠い。よくよく
考え込まれて作られていて、漫才の「仁輪加=俄か」の性質(即興性)が薄い。
そこに私などは不満を持つ。


2006年7/17に追記。
南海キャンディーズの山里はやはり才人であって、あの斬り返しは
ほとんどアド・リブに近いことは「南パラ」(ABC-TV)でも明白。
ちょっと矮小化しすぎていたかもしれない。