昨日の朝の「おはよう浪曲」(AM-ABC)のゲスト出演で曲師の大師匠の藤信初子
さん。話の内容もそうなのだが、それ以上に、藤信さんの柔らかい軽妙な大阪弁が
身に沁みた。ずっと聞き入ってしまった。NHK朝の連ドラ(見たくなくても耳に
入ってくる)の関西弁(演技者が関西出身者であろうがなかろうが関係なく)の
対極にある*1

*1:同日に追記。この連ドラに笑福亭松之助さんが出ているらしい。私にとってもこの人は上方のno.1の落語家である。ちょっと昔だがNHKの「日本の話芸」の松之助さんの「野崎参り」に痺れたことがあった。旦那は米朝さんに勝るものはないかもしれないが、上ではなく下の人間の会話ややりとりを演じさせたら、松之助さんの右に出るものはいない。ところが松之助さんの落語は何故か商品化・CD化されていない。不思議としか言いようがない。あと笑福亭一門の得意とする「あらくれ」を演ずることにおいては一品たる、これは六代目松鶴譲りのものであろうが、松喬さん=鶴三、についてもCD化されたものを私は見たことがない。消費者のニーズが分からん。