新潟産業大学のケインズ研究者の小峯敦さんの統制経済への言及。
http://www.nsu.ac.jp/econ/staff/komine/hope/JEGS.pdf
ケインズ研究者による言及だからこそ面白いという意味がある*1
松井春生『經濟參謀本部論』(日本評論社・1934年)の検索から当たった。
「経済参謀」が英国発の概念だとは意外だったのだが。

*1:均衡理論を媒介しない統制経済論には殆ど意味がない。有井治『自由價格と統制價格』=有斐閣・1939→1941年、などもあった。有井は高田保馬門下だと思われる。小峯さんは中山伊知郎=一橋系については言及されている。中山の『純粹經濟學』=岩波全書・1933→1942年は当時のベストセラーではなかろうか。