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三宮ニ用事アリ。
帰途、古本屋ニ寄ル。望メル書ヲ廉価ニテ入手セリ。自ヅト笑ミコボラル。
其ウチノ一、故元海軍大将井上成美氏ニ捧ゲラレタル、其ノ精神ヲ慮ルベキ「新・
新軍備計画論」ヲ所収セル、森嶋通夫『自分流に考える』（文藝春秋社・1981年）
ニ感銘ヲ受ク。学ブベシ。（併シ此ノ書ハ岩波らいぶらりーヨリ復刻セラリシ
乎？）。（政治力ノ重視、中立ノ為ナル妥協ノ必要、降服論ヲ視野ニ入ルノ
他ニ、或事態下ニ於ケル国論ノ統一（統覚）困難ノ自覚、議論紛糾ノ末国論
分裂、同国人血ヲ血デ洗フガ如キ事態ヲ予期シ得ルハ森嶋元少尉（海軍通信兵）
ノ経験ニヨル。更ニ同国人内戦ハ後世ニ深刻ナル禍ヲ残スノ指摘アリ）。
（翌日、添削ス）。