○保田與重郎の「イロニー」って、かれ自身がいろんなところで断っているように、一般に
使うイロニーとは意味がちがうのに、ある一部からシニシズムのようなものとして誤解
されているのかもしれない(保田は言い訳をせぬ人だ。自分がどのように解釈されようが
気にはしなかった)。橋川文三さんの訳されたシュミット『政治的ロマン主義』を再読したが、
これがどう保田と関係するのか、馬鹿な私にはちょっと難しかった。


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