私などが持っても猫に小判、宝の持ち腐れなのだが、有斐閣の法学全集の、
田上穣治『警察法(増補版)』(1958→1978年)、原龍之助『公物造営物法
(新版)』(1957→1986年)が届く。田上さんについては村上一郎*1さんが
丸山真男を批判するときに「田上穣治ほどにも軍事行政法を勉強していない」と
厳しく語っていたので記憶にあった。ここでは軍事行政法ではなく、警察法(
警察行政法)。

*1:最近の建国義勇軍代表の村上一郎にあらず。東京商科大の高島善哉や太田可夫の弟子の村上である。